糖尿病の薬で一般名メトホルミン(商品名メルビン、メデット、グリコラン)を服用している患者さんは、がんの発症が少ないという報告がDiabetes Care 2009年9月号に発表されました。
1994-2003年にメトホルミンを服用していた4000名の糖尿病患者とメトホルミン非使用の糖尿病患者4000名を調査したところ約3年間の観察期間でがんと診断された率は、服用群で7.3%,非服用群で11.6%と有意にメトホルミン服用していた群のほうが低い結果でした。
メトホルミンは、糖尿病の薬としては古いくすりですがこのような新しい情報から見直されています。