現在糖尿病のコントロールを示す指標であるヘモグロビンA1cの測定法には、
①日本糖尿病学会が勧めていた測定法
②国際糖尿病連合ら主に欧州で推奨されている方法
③米国で普及している方法の3種類があります。
今回日本糖尿病学会は、国際標準化の流れを受けて欧州糖尿病学会や国際糖尿病連合が推奨している方法を採用することにしたそうです。
そのため今後は表記法も従来の%からmmmol/molで記載されるようになります。
しかし、今まで患者さんはもちろん医療従事者も%で慣れているので、混乱がおきないようにしばらくの間は両方の表示法で記載されるそうです。また新しい方法は従来の方法より標準値が低くなるそうです。
測定法が変わったせいでヘモグロビンA1cが前回より低くなったことをコントロールが良くなったと勘違いしないようにしましょう。